yuitohi

公開交換日記 ユイ⇄ヒ

止まらない、伸び、街、ミ

そろそろ生活に支障をきたすほど髪が伸びてきた。しゃがめば地面について汚れたり自分の足で踏んでしまってそれに気づかず立ち上がれば痛いし千切れるし、どうしたもんかとも思うけど、まあ切らないでいるんだけど。

なんもしてないのに伸びてくれる髪はすごいな。生命力を感じる伸び。伸びといえば、通勤路のビルが壊された跡地、雑草が毎日ぐんぐん伸びていて、お、侵食を始めているなと通るたび思う。街中の建物の下には種が、生命が、眠っていていつもその時を待っている。なんかの理由で囲まれたビル群がぶち壊れたら、という想像をする。私はそれを望んでる。そしてあらゆる生命体が自由に生きたい。が、現実はどんどん高さを増していく鉄の塊が増え、人間の影が見えなくなってしまうんだ。太陽の光の隙を与えない、孤立する惑星、白い蛍光灯だけ浴びて養分は小さいカプセルから摂取、寿命だけが長く、元気ってなんだっけ。一体化したり便利になったりもうこれくらいでいいのでは。行動の実感がなくなっていくのって怖い。

そんなこと考えながら私はトウモロコシの皮をむき実をむしり鍋でトウモロコシごはんを作っていた。お弁当用。あとこのまえ教えてくれたやつ、育ててるミントを栽培してメープルシロップの代わりにはちみつをちょっと入れて飲んでみた。おいしかった。ベランダのコスモスが揺れてるのをずっとみていたい。調節。悶々と怒ってばかりはいられない、穏やかに手を動かし目を動かす。


このあいだはありがとう。昼間に遊ぶのはすごく久しぶりで楽しかったよー。たくさん歩いたね。ゆいこが一ヶ月で感じたこと、わかったこと、それをどうやって決めてどうやって進んでいくかとか、どんな行動で外に向けて示すのかとか、そういうことを目の前にいる人(この前の場合は私)に言葉として的確に発していて、圧倒されたというか、純粋にすごいな、と思った。

振り返れば決め損ねたことはたくさんあるな、いらなかったこともいることも。なるようになってしまっている今、まあどうにかはギリギリラインでなっているから良いのかな。とか。とりあえず、一気にたくさんのことはできないから、今は完成させたいやつに集中。なかなか日記のペースが遅くなってしまってごめんよぉ。

とはいえ、私の頑張りなんかいらなくて間に合ってるじゃあないかこの世の中は、みたいな気持ちに1日5回くらいはなってしまう、その気持ちを排除していきたい、という今日の決意。

だってこれに関しては誰かのためでもなく、どう思われたいとかあの人のようになりたいとか、全くないんだから、世の中的に間に合ってるかってことは関係ない。ただ私は私のために駆け出して私のために拾って私のために見て聞いて叫んで泣いて笑って踊って眠って、止まらないように、ただしていけば良いんだ。励ましだ。生き抜くための励ましだ。じわじわ自分を間に合わせるんだ。ループループだ。今夜もこれから。強気に勝手にやるぞ。鼓舞。ゴーゴー。