yuitohi

公開交換日記 ユイ⇄ヒ

溶けそうな労り

しみしみした気持ちでしみしみした曲ばかり生産してしみしみした大根ばかり煮ていた近頃のしみしみの中からちょっとずつ溢れたいいしみしみを集めて、いまにも溶けそうな形になんとか収まった?さっきのこと。明日振り返ったらもう溶けてるかもしれない、けど、とりあえず、少なくとも、自分の励ましにはなったから良しとしてみる。溶けた大根はおいしいし。大丈夫と思いたい。

毎日思っていても着手しなければ時はすぎ、いつのまにか半年も、この日記を書くのに経ってしまって、ごめんね。でもこれといって変化なくそのままの私みたい。周りもそんなに変わらない。

去年の今頃のことはよく覚えていて、春、晴れているのがかなしかった。その感覚は心に染み付いてしまったのか、今年もまた、同じ場所から同じ白いビルの壁面、乱反射する光を眺めては、ぼんやり悲しくもなる。出来事を思い返すと、しんどいときもあったけど、なんとか大きな変化なくやってこれたことを不思議に思う。


なぞに詰められた13連勤が終わって、5月の後半は焦ることなく過ごせそうなかんじ。川で石を拾いたいし、具がもりもりのサンドイッチを作って緑の下、公園で頬張りたい。冷たい水を素足で蹴って、重いか軽いか確かめたい。浮かぶ鳥や風で揺れる木を見て、指についた摘んだ花の香りをかいで、それらがどこからやって来て戻っていくのか、考えて、音楽を作りたい。

この間、ある人は、風も音も形から生まれると思うと言っていた。

私は、もう全部すでに生まれていて、ぐるぐる回っているだけなのかもしれない、と言った。


お酒は前ほどあまりいらなくなって(飲むと決めたら飲んじゃうけど。癖。)自然と関わるのが楽しくなってきた。今もベランダから積んできたアロマティカスをお湯に浮かべて飲んでいる。一時の休肝でなければいいな。


ゆいこは最近仕事が忙しそうな噂をきくよ、体には気をつけてね。おいしいごはんを食べて、前に見せてくれたみたいなすてきな絵を描いて。また見せてくれたらうれしいなー。ゆいこの自分への労り方や、はたらきが私は好きだよ。