yuitohi

公開交換日記 ユイ⇄ヒ

lovable

目まぐるしい日々が終わって髪を切った。刈り上げを秋風がくすぐる。

したことないことをしてみたくて髪を伸ばして、でもやっぱり極端に短い髪が自分らしいなと落ち着く。

 

仕事はおもしろかったけど、気を張ってたからだろうか、仕事じゃない時も体が殻に包まれている感じ。体の外側が薄い石膏になってて、中に流動的な柔らかい自分があるような感じ。

ゆるゆるの自分が閉じこもってるから、感情の揺れが大きくはなくて(でも小さい揺れは全然あるし、自分の中身はやっぱり変わってない)、良くも悪くも。

苦しさがどこかにあるような気がして、石膏をパリーンって割ったらそれも一緒に出てきそうで少し怖い。そういうことを考えてたら昔かけてもらった言葉がふっと思い出された、相手にとっては軽い一言だったろうけど、心の十字架に彫り込んでいる、お守りの言葉。やっぱり不安なのかもしれない。心が見えない方が怖い。

 

急に時間ができたように感じて、思い出したようにこの日記を開いて書いてみてる。(このまま放置しようかなともちょっと思ったけど…ひとりごとみたいに連絡してみたかった、照れ…)ひーちゃんは元気かな。ちょいちょい会ってるけど、全然ゆっくりは喋れてないね。

書いてなかったここしばらくのことはあまり思い出せなくて、日記ってやっぱりいいね。

毎日ごはんをつくるとかだけが日々を大事にすることじゃなくて、花や光が、人間や生き物が綺麗だなあと感じたり、その感情を掬い上げることのほうが大事なんだよなあと思う。

 

ユイ