yuitohi

公開交換日記 ユイ⇄ヒ

宝石の日

本を読んでいる。

やっぱり自分は主に本に救われていると思う。音楽も映画も演劇も好きだけれど、自分にはけしてできないというコンプレックスもあり、すこし距離が生まれる。反面書くことならできる、という近さもあるのだろう。そしていつでも開くことができる。いつでも、あらゆる知に、言葉に、心に触れられる贅沢。

 

日記は好き。愛おしい。

ひーちゃんの日記がうれしくて何度も読んでしまう。

 

昨日で色々と一段落。失敗ばかりを見てしまいそうになる。けれど、

たくさん人が来てくれたこと、喜んでくれた声、頑張って作ったものをよくできてるねと言ってもらえたこと、このときにしか聴けなかった言葉の数々、一応無事に事が済んだこと、スカートを褒めてくれたこと、そしてありがとうと席を立って握手してくれた大きな手の乾いた皺の触感、

そういう宝石みたいな瞬間を、絶対に忘れないでいたい。触れるときゅうに何もかもが生きているように見える、あの魔法の手。

日記はそのためにあるのだろう。

 

ユイ