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公開交換日記 ユイ⇄ヒ

記憶の記録


二ヶ月くらい日記を止めてしまってごめんよぉ。。その間のことを手帳を眺めながら振り返ってみると、本当に色々とありすぎて何を書けばいいかわからないな。変わってしまったことも良いように変わっていったことも、減ったり増えたり、泣いたと思えばはにかんだり、わりと不安定な心と出来事が色々あった。けれど全部過ぎ去ってしまったことなので、すべて割愛して今日のことを書いてみる。

 


今日は雨があまり降らなくて、そのおかげか仕事が最近にしては忙しく1日があっと言う間にすぎていった。定時後に今後やるべきことの打ち合わせ残業をして、つかれたのでビール飲みながら駅へ歩いて、電車で新しく読み始めた漫画を読みながら帰って、スーパーに寄って最近食べてなかったなと思って魚を買って帰って焼いて、食べて飲んで食器を洗って、顔を洗って、先日買ったおばあちゃんが夏に着ているような部屋着に着替えて、昨日譲ってもらったかっこいい銀の扇風機の風に当たりながらレディオヘッドを流しこれを書いている。私にしては穏やかで、生活をちゃんとできている日だ。

なんてことのない箇条書きの点で、だけど区切った今日の仕事後のひとつひとつを丁寧に汲み上げて書いていけば(焼いた魚はどうだったのかとか、扇風機の音の話とか)それぞれはひとつの物語になるような、毎日はその積み重ねなのに大ごとの出来事だけが思い出になってしまって、少しもったいないな、みたいなことを考えた。

瞬間の記憶や考え、感触、時間ごとの出来事を細かにメモしていた頃もあって、その頃のノートはおもしろくて、そういうことをまた始めようかな。(その頃はその日に自分が何をしたのかわからないとものすごく怖くて(何もしていない日があるのが怖いから)記録していた病的さもあってそれほどには追い詰めたくない、、。)でも、最近インスタントカメラをいつも持つようにしているんだけど、それはそのかわりに少しはなっているのかもしれない。覚えてない写真とかもあって(酔ってない)、、、

なんか記憶って儚いなぁ、、、。

記録しておかないと大体のことは忘れてしまう、私の中にさえ残らなければなくなってしまう、ちゃんと形で残すことを愛おしみながら過ごしていきたいな。と改めて考えた。

今で言えば、マスクで感じない今年の雨の匂いとか。初めて作ってみた赤紫蘇シロップの感動的な赤さとか。

 


私が私のために、もしくはこれからの私たちのために、忘れっぽい頭の代わりに手を動かしていきたいな、と思った今日。だったよ

 


ない記憶の記録、あるべき記憶の記録、あったはずなのに、ない、ことはあまりもうしたくない。

 


 

つるつると流れゆく日々、途切れなく。さむくなったりあつくなったり、ゆれながら、今がいつなのかわからない。

 

悩みはいつも人との間で生まれる。ひとりでいれば完全体、だけどもろい。

 

ひたすら、ちまちましたものをつくる。頭の中で生まれる言葉の渦に溺れないように。言葉ではいけないところにゆきたい。できたものがあまり良いと思えないと悲しいけど、そういうときの方が多くてままならない。

 

なにも考えていないときにイメージは跳ねる。人が作ってくれたおいしいものを食べているとき。素材が細胞レベルで生きてる感じ、みんな生きてて、それでわたしが生かされてるって感じ。はじける幸せで詩がうまれる。

 

きれいごとが好き、そういう自分がときどき嫌になる。でも、きれいごとにも色々ある、と思った。何も見ないで言うきれいごとと、いろいろ見たのちにそれでも言うきれいごとは全然、ちがう。

人はわかりあえる、愛し合えると思いたいし、世界は平和になると信じられると思いたい。それは弱さじゃない。

剥がれた樹皮が紐になるように、柔らかな土が器になるように。

 

ユイ

 


ひとまず前に想像していたことは終わり、この後の想像を決めなくてはと思っているところ。想像が間に合わないのは時にとてもつらくなる。なるべく近く、遠く、想像をしていたい。それぞれなりの想像がいま、最重要であると思う。

今日は大雨で雷が落ちそれに滑ってコケるわたしであった。年中コケやすいが最近はこけすぎ。なんで?雨だから。気づかないうちに衰える足や腰と下っ腹と声とことば。久方ぶりに山椒魚を読み返し、頭に、お前は莫迦だ!というセリフが響く。音源には残らないクソって声と同じような呪いだ。

お母さんから、大丈夫と毎日3回唱えるんだよというメッセージが届く。ひたすら嫌いなネット上に情報をアップする。床で気絶する。ロマンチックな待ち合わせを考える。

それが毎日。

生きている今を直視することこそお伽話の中、のような日々に、手にするものと手にしないものと信じるものと信じないものと、濁ってるやつと濁ってないやつと、は確実に存在している、ということだけがたしかである。対局はときに同義でそこをどうすんの?って話になる。

少しずつ毎日、少しずつムカついている。滑稽新聞を再開したいがその首謀者はいない。

世界が変わるとか思わない。が、私たちは変われる、ということだと思う。

クソシステムクソ権力クソったれの金

生きるべきは今じゃなかったぜと独り言を呟くが、まあ今生きてるので、仕方ない

 

 

 

輪郭線のない

今日は雨降り、寒い。一日毛布にくるまりながらパソコンに向かっていた。サポートセンターの方とチャットしながら奮闘つづき、がんばるためと言いながらビールを開けてしまった。おかげでいったんの解決、2本目を開ける。


フリーズするPC、なぜか切れるWi-Fi、つかないコンロ、すれ違い不在通知。乗り越えるものがたくさんあって、ひとつひとつ乗り越えられることがうれしい。


友達からの電話で久しぶりに口紅を塗れることも、うれしい。ひーちゃんが見せてくれたお花の生命力、そのおかげで昨日は久しぶりに絵筆をとれたよ。実物のすてきさに比べ、お花はあんまりいいかんじで描けなくて、パレットに余った絵具でぐにゃぐにゃと、もう一枚描いたのが気にいった。けちな自分っぽいやりかた。


どこまでいっても自分はひとりで生きていないことがあまりに頼りなく、恥ずかしく思えるときもあるけど、そんなこと当たり前だ。


生活はすごい、でも生活ってなんだろう。基盤、そして彩り、自分で選んでゆける。心という途方もないものを支えられる不思議。だから、というだけではないが、生活が揺れれば全部が揺れる。形あるものもないものも。

今のうちに図面をひいて建設しよう。できることをやろう。みえなくてもある、いる。明日は晴れるみたい。


ユイ

解く糸

 今日はありがとう〜〜。お互いの今の姿が映る通信は今の状況でとても支えになるなと思った、うれしかったー。かわゆいこ。いいおうち。

 

 毎日毎日疲弊するだけのニュースが流れ、落ち込む以外の気持ちがない。けれどそれを知ろうとせず見ないでいることは掴み損ねていると感じるのか、囚われたようにiPhoneの画面を追ってしまう。親指が腱鞘炎になりそう、変に力が入っていて謎の筋肉痛が全身を襲う。


 わたしは今日絵をかけなかったし、新しい今日の曲も中途半端に終わってしまった。

ひとつだけはやるべきことをやって、不安で何度も確認したら夜になって、湯に浸かり、今は寒いからお湯割を飲んで好きな曲を聴いている。少し濁ってきたところでうれしい知らせが入る。


 一つがめちゃくちゃになると、わたしのすべてがそこに持っていかれてしまう。解いて一本ずつの糸にしたら、そしてそれが一本だと思えたなら、きっと少しの希望は持てるのにな。

 

  昨日感じた音の振動や昼間の光、悲しい春の香りをずっと忘れないでいたい。私たちはいま存在していて生きている。そのことを忘れないでいたい。

 

 

 

光はいつも


木蓮がこぼれるように咲いているのを見て心躍ったのはいつだったか。気づけば桜も散ろうとしている。ここ12年でいつもの道の桜がどんどん切られていったから、桜が咲いたという感覚もないまま。


いつもの道がいつもじゃなくなって、慣れない道がいつもの道になる。


お客さんの来ないお店、人の手でつくられ、渡されるはずのものたちは、しずかにそれぞれの場所にいる。誰よりも一緒の時間を過ごして、仲間になった。


時間はとまっているようで動いている、山や川、海みたいな、光があたって色が生まれ、きれいだなって、ビー玉拾い。部屋のいちばんいい場所に置いてねむる。


ユイ

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ムカつくことしかないから空っぽのスーパーでキンミヤのでかいパックだけ買って抱きかかえて帰った。

言いたいことは山ほどあるが、一番思っていることは、この現状を把握し抵抗しつつも、人生すらのまれてはいけないなってこと。

今だって笑っていたいし、楽しく喋りたい。だれかとの未来について今感じることは今伝えたいし、夢や希望をもっていることを邪険にしたくない。

家に一人閉じこもっていても、そこには一つずつの動きが確かにあるんで。ずっとだれもきっと止まってない。だって私たち生きているから。脳無しに馬鹿にされっぱなしじゃいられない。

ぶち壊される前にその顔ぶん殴った和牛で納税してもいいってことだよな、な、な?

その和牛すらきっと手に入らないことになるんだと思うから、その時は平手だな。拳だな。グーでもパーでも足りないぞ、バランスをとってピース?本当にクソだ

 

情報操作ばっかりで信じるものがなにもない。あるんだろうけどわからない。膨大で不確かな文字を追って不安だけが蓄積されて頭がおかしくなりそうだ。私にはあまりにもなんの力もない。

 

苦しくも私たちは私たちの人生をやっていくしかないよ。本当に。

音楽を想像して水にも溶かさない絵具を叩きつけていこう

絶対に変わらないことを持ち堪えて

 

落ち込んでいる暇もないな