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公開交換日記 ユイ⇄ヒ

やさしさの話

心が荒むと部屋が荒れる。徐々に足の踏み場がなくなってる。見えてるのに何もする気にならない。

 

アドバイスをありがとうー。愛。今日は夕方までバイトだったけど、チラシを配ってきてと言われて、半分サボりつつ散歩して花を見たりしてしまった。自分の100点は他の人の70点で、だから120点取るつもりで頑張らなきゃ、と思うのはやめ。今の自分に無理なくできる分だけ。

 

しんどいのは色々と追い込まれている感覚があるからだと思う。友だちとなんとなく申し込んじゃった資格試験とか、もうすぐ本格的に準備をしなきゃいけないんだろうなあという仕事があるけど上司が出張中なこととか、全くわからない仕事を頼まれて困惑、かなりほったらかしてしまっていることとか。とりあえず最後のことは弁護士を目指しているかしこい友だちに今日相談に乗ってもらった。迷惑な顔せず馬鹿にもせず相談に乗ってくれて、これはこうしたほうがいいよ、と話してくれた上で、まずは何をすべきか、次は、とひとつひとつ確認してくれた。安心して、頭も心も整理された!と言ったら、にこにこしながら「弁護士の仕事のひとつは考えを整理してあげることだから」と言っていた。そう考えたことはなかったけど確かにそうだ。カウンセリングかコーチングのようだった。困ったらいつでもこうして相談できる友だちがいることがありがたい。すごいことだなあと思う。

 

そいで実は8月はまるごと逃避行の予定。その旅程を考えるのもまだできてないんだけど。今は毎日忙しくする実験で、8月は全くゼロにする実験。そうしたらわたしは何がしたくなるんだろうか。なんにせよ、すごいたのしみなんだー。

 

 

昨日は母と久しぶりに観劇へ。最近はいい付き合い方ができている気がする。

劇は話も演出も面白く役者さんたちも素晴らしかった。江戸時代にロシアに漂流してしまった日本人たちの実話。冒頭主人公が、これからの日々を記録に取っておきなさい、と言われる場面があった。これは誰もしたことがない経験だから、あなたは国に帰って伝えるべきだ、何よりそう思うことが、生き延びる力を生んでくれる、と。

 

坂口さんがまた家事のノートを取り始めているのをツイッターで見ている。めんどくさいけど、ノートを取っていると体が楽だって。日々を記録しておくのは、意味がないようでいて、すごく意味のあることなのかもしれない。

友だちが書いた文章が良くて、もっと読みたいと言ったらブログを作ってくれた。彼のブログを日々読むのが楽しみになっている。相談に乗ってくれた友だちもブログを始めたと言って教えてくれた。嬉しいー。本を読めていないけど、日記を書いて読むことが助けになっているのかも。

 

帰って、部屋のガジュマルに謝りながら水をやった。ほったらかしてごめんね、強い子でいてくれてありがとうね。そこから少しずつ部屋を片付けた。

 

餃子を包んでいたら母の友人の寿司職人の方が訪ねてきて、餃子とビールとウイスキーと共に、いろんなことを話していかれた。ものの価値のことだったり、人を見る目、きっぱりとした態度を取ること。まとめるのは難しいけど面白かった、生きていればどんなものであれ道のりはできてゆくし、いい道にするためには姿勢が大事だなと思ったり。「すごい」人じゃなくて優しい人が本当にすごい。

 

 

ユイ