yuitohi

公開交換日記 ユイ⇄ヒ

今日からきっと夏

明日出発なんだけど今日も働いた。えらい。

 

たまたま、ここ数ヶ月一緒に働いていた子も今日でやめてしまうんだけど、昨日プレゼントとお手紙をくれた。すっごく嬉しかった。

部活もサークルもちゃんとやってなくて、そもそも人付き合いが苦手なわたしには、純粋な後輩という存在はほとんどいなかった。共通の友人がいたのもあって仲良くなったこの子はとても良い子で、仕事で指示をしたりもほとんど初めてだったけど一緒にがんばれた。仕事おわりに飲みに行ったりもした。そういうこと、少し前のわたしにはできなかっただろう。それも含めて感慨深く、なによりさみしい…。でも夢に向かってがんばるのだから応援。お手紙が嬉しすぎて休み時間にお返事を書いた。「うざいと思われるのではないか…」と考えそうになったけど、「いや、現にお手紙をもらってこんなに嬉しいわたしがいるし…!」とふみとどまって、渡した。

 

お手紙はすばらしい。カードを選ぶところから始まり、ペンを選び、言葉を選ぶ。書き言葉でなければ伝えられないこと。口語と文語の間の、手紙にしかない言葉というのもある。そして遠方の人には切手を選び投函する。そのふるまいと、届くまでの時間。すべて丁寧にやらなければ、相手に伝わってしまう。その緊張感も含めてすてきなこと。お花を選ぶのもそうで、美意識のテストだと思っている。

 

 

しかし、旅の前ってなんでこんなに不安、というか面倒くさくなるんだろう。楽しみと感じていたのを忘れないように、と思っていないと嫌で嫌で仕方なくなる(贅沢なことを言ってるのは分かっているんだけど)。なんかさ、不安と面倒くささって、取り違えやすいというか、合体しやすくない?この前「なんか死にたい……」とつらくなったけど、よく考えたら「明日の仕事やったことないしうまくいくかもわからない、考えながらやらなきゃいけないから面倒くさい」と思っていただけだった。そういうことだ…と思いながら最後の準備をしている。明日の朝は早い…。

 

ユイ