梅雨、3かめ

いい休日だね、ほかほかするね、展示もすてき。同世代の活躍って、もっと妬ましいものかと思ってたけど、やってることが尊敬できて好きなら、嬉しいし勇気をもらえる。

今日は1日出稼ぎのような。くたくた。今度はなすね、しゃべりたいこともいっぱいあるの。

意外と好きなようにしてなかったりするよね。してもいい自由があるのに、いろんなことを気にしてできなかったり、そもそもなにしたいんだっけ、ってなったり。自分の能力や意志や怠惰もあるし、知らずにしていた選択だったり、自分を取り巻いているものの状況だったりで。

ここ数年でいろんな家事を覚えた。家事は「やらなきゃいけないこと」ではあるんだけど、できることがすごく楽しい。これやろう、と思ったらすぐにできる喜び。だからたまに冒険もできる。昨夜、いつか旅行先で初めて食べたものを再現して作ってみたら、すごくおいしかった。今日のお弁当は冷凍してあった豚ひきを使ってみた。ハイター使うの覚えてからそこらじゅうのもの消毒しちゃう。そういうことが、自分をじんわり治癒して、育てているのがわかる。

自分への信頼も信念もなく進んでしまい、いっとき自分のことなにもかもあきらめそうになったけれど、なんとか持ちこたえている。やりたいことってイメージするほど力強くピカピカひかってるものじゃなくて、地続きにあるものだと感じ始めている。花を生けたいと思って生けたり、なんか滞ってるなと思うところの流れをよくしたり。手が必要なところに手を伸ばすこと。創造的に。わたしはいつも享受する喜びに逃げてしまいがちだ。

一瞬の熱でうごいても意外とどうにかなるものだと気付き始めたと同時に、それでもやはり選ばれない選択肢があるのだという事実にまだとらわれている。人からじゃなくてじぶんから見てかっこいいってどういうことか、ちゃんと分かって、それで決められたらいいなと思う。

向田邦子さんの「手袋をさがす」読んでほしいなー。去年のわたしはこれにかなり救われたよ。

帰りの電車に揺られて書いた。なんか、書くことによって自分のことがわかるだけじゃなくて、新しい言葉に進んでいける感じがするね。おやすみ、いい夢みてね。

ユイ